西出研究室では、次のような研究テーマに取り組んでいます

 

 

左右非対称性の決定機構

〜動物の発生生物学〜

 

動物の卵に精子が侵入すると「受精」という現象が起こります。その後、受精卵となった1つの細胞は、まもなく分裂を繰り返しながらそれぞれの形を作っていきます。受精をきっかけに様々なイベントが進行し、ある決まった形が現れ、いくつもの細胞でできた個体として成長していきます。これが動物の初期発生過程の一般的な流れです。そして、この分野は発生生物学と呼ばれます。

 

動物の初期発生過程では、多くの動物が、体の形態に関して左右非対称性を獲得することが知られています。

私たちの研究室では、マボヤという脊索動物門 尾索動物亜門に属する海産の生き物を用いて、動物の体の左右非対称性がどのようにして決定されるのかをテーマとして研究を行っています。

 

また、この探求過程で、科学的な手法を身につけ自らの科学的なものの見方や考え方も身につけます。

交替性転向反応

〜動物の行動学〜

 

動物の行動には、何らかの共通する行動原則なるものが存在するのでしょうか。

私 たちはダンゴムシの交替性転向反応に注目し、そのしくみを明らかにすることによって動物の行動における行動原則を探究しています。これまで私たちは、次の ことを確認してきました。交替性転向反応が逃避行動であると考えられること、壁があると壁に沿って歩くこと、壁がなくなると、壁側へ進行方向を変えるこ と、左右両体側が壁に接触するほど細いT 字路では交替性転向反応が乱れること、目・触角の機能を失わせても交替性転向反応が生じること、です。

 

これらの結果から交替性転向反応とは、どのようなメカニズムで成立しているのかを考えていきます。また、この行動は、どれくらいの動物にとって共通の行動といえるのか、探求しています。

 

また、この探求過程で、科学的な手法を身につけ自らの科学的なものの見方や考え方も身につけます。

教材開発

 

理科の学習では、学習内容に応じて観察や実験が行われます。どのような観察や実験を行うと、より効果的な学習が成立するのかを考えていきます。

 

私たちの研究室では、小学校理科のすべての観察・実験についてより効果的な教材・教具の開発を行い、小学校の先生方と協力して、科学的な思考力育成のためによりよい教材開発を目指します。

 

また、保育所,認定こども園,幼稚園等における科学教育をテーマとした教材開発も行います。